乳歯から永久歯への生え変わりのサインについて

桶川の歯医者、手代木歯科医院です。休診情報や検診のご案内などのお知らせや、治療に関する基礎知識などを当院スタッフが不定期で配信しています。少しでも患者さんのお役に立つことができたら幸いです。

さて、歯はずっと同じではなく乳歯から永久歯に生え変わることは、みなさんご存じの通りです。今回は、乳歯から永久歯への生え変わりのサインについてお話します。

乳歯の生え変わる順番

乳歯が生え変わるとき、順番があることをご存じでしょうか。生え変わる順番は、基本的に下の前歯から生え変わり奥歯へと向かっていきます。順番は下記を参考にしてください。

1. 6歳ごろから下の前歯から抜ける
2. 6歳臼歯が生える
3. 7歳ごろから上の前歯が生え変わる
4. 8～9歳ごろになると前歯から順番に奥歯まで生え変わる

徐々に生え変わり、14歳ごろにはすべて永久歯になります。

歯の生え変わりのサイン

乳歯から永久歯に生え変わるときのサインは、グラグラすることです。もちろん、本人から「歯がグラグラしてきた」「歯が抜けそう」「グラグラして食べるときに痛い」などと訴えもあるでしょう。親が観察するよりも、本人からの訴えが分かりやすいサインです。

基本的に歯の生え変わりは、乳歯が抜けて下から永久歯が出てきます。しかし、乳歯があるにも関わらず、乳歯の後ろから永久歯が生えてくることも珍しくありません。永久歯が出てきたことで生え変わりを知ることもあります。永久歯が後ろから出てきても様子を見ますが、心配な場合はかかりつけ医に相談してください。

生え変わるときのポイント

歯の生え変わるときのポイントがあります。生え変わるときのポイントを知って、異常があったときは受診することが大切です。

左右の歯の生え変わり方が違う

通常、歯が生えてくるときは左右同じように生えてきます。しかし、左右の歯の生え変わり方が異なる場合があります。具体的には、右側は生え変わっているのに左側はほとんどが乳歯といった場合です。

そのため、極端に左右差がある場合は受診をして相談しましょう。

乳歯の後ろから永久歯が生えても抜けない

乳歯の後ろから永久歯が生えてくることはあり、受診するタイミングは半年が目安と言われています。しかし、乳歯の後ろに生えた状態では歯磨きがしづらく、汚れが溜まりやすい状態で虫歯になる可能性があります。

また、舌が歯に当たって傷になるリスクも。口の中の状態が気になる場合は、早い段階で受診することも方法のひとつです。

永久歯が生えてこない

乳歯が抜けても永久歯が生えてこないことがあります。通常、乳歯が抜けてから永久歯が生えてくるまで3ヶ月程度かかります。そのため、すぐに生えてこなくても問題ありません。しかし、半年経っても生えてこない場合は、かかりつけ医に相談してください。

虫歯は治療しておく

乳歯の段階で虫歯がある場合は、永久歯が虫歯になることを防ぐためにも虫歯を治療しておきましょう。永久歯に生え変わっても虫歯のリスクは無くなりません。そのため、治療や予防することは大切です。

まとめ

歯の生え変わりのサインはさまざまです。歯は順調に生え変わるだけではなく、トラブルが発生することもあります。困ったときは手代木歯科医院にご相談ください。子どもから受診ができるため、気軽に受診してくださいね。