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こんにちは!桶川市の手代木歯科です。
失った歯の代わりに顎の骨に埋めるインプラントは、骨にしっかりと固定されるため、なんでも噛めるようになるのが大きな魅力です。
インプラントは人工物なので虫歯になる心配はありませんが、インプラントが埋まっている周囲組織に感染を起こす「インプラント周囲炎」を起こすと、それがインプラントの命取りになってしまうことがあるので十分に注意が必要です。
今回はそんなインプラント周囲炎についてご紹介します。
インプラントを入れる場合に最も注意したいのが、インプラント周囲炎です。
これは、天然歯でいうところの歯周病に相当するもので、インプラント周囲に歯周病菌が感染することで、インプラントの場合にも同様な状態が起こることがあります。
歯周病は進行すると、歯の周囲の組織が破壊されることで歯の支えが失われ、歯が抜け落ちてしまいますが、インプラントの場合にも似たようなことが起こり得ます。
歯と骨の間には歯根膜と呼ばれる組織が存在し、その部分にも血液供給があるので免疫機構が働いています。
ところが、インプラントと骨の間には歯根膜は存在せず、血流も存在しないため、その分免疫が働きにくい状況になっています。
そのため、インプラントは天然歯に比べて一度細菌感染すると感染を止めにくく、悪化が進みやすい傾向があります。
歯周病は「サイレントディジーズ(静かなる病気)」と呼ばれている、症状を感じにくい病気です。インプラント周囲炎の場合、周囲に歯根膜がないのでより症状を感じにくく、悪くなっていてもご自分で気づきにくいという特徴があります。
インプラント周囲炎は発症してしまうと止めるのが難しいため、くれぐれも発症させないことが大事です。
そのためには、
・毎日の歯磨きを丁寧に行う
・定期的な検診・クリーニングを受ける
ということを欠かさないようにしましょう。
また、それに加えて、生活習慣を整える、体の免疫力を落とさないといったことも大事になります。
特に、糖尿病の方やタバコを吸う方はリスクが高くなるので、できるだけ早めの改善が必須です。
インプラントが入っている方、これからインプラントを受けようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
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