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桶川駅徒歩1分にある歯医者、手代木歯科です。
インプラントは天然歯に近い見た目と機能を取り戻せる治療法ですが、天然歯とは異なる点があります。それが歯根膜の有無です。
歯根膜は、天然歯の歯根と顎の骨をつなぐ重要な組織であり、噛む力を和らげるクッションの役割や、骨の健康を維持する役割を果たしています。
しかし、インプラントにはこの歯根膜がありません。
そのため、インプラントと天然歯では、骨への負担や感染リスクなど、いくつかの違いが生じます。
今回は歯根膜の役割について詳しく解説し、インプラントを長く使うための注意点についてもご紹介します。
インプラントは、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、人工の歯を取り付ける治療法です。
インプラントは主に3つのパーツで構成されています。
インプラントは顎の骨と直接結合するため、天然歯のような噛み心地を得ることができます。
しかし、天然歯と大きく異なるのは、直接結合しているため歯根膜がないという点です。
この違いが、噛む時の感覚や骨の変化、病気のリスクに影響を与えることになります。
歯根膜とは、歯の根と顎の骨の間に存在する薄い膜状の組織で、主にコラーゲン繊維で構成されています。
歯と骨を弾性の繊維でつなぎ、クッションのような働きをしています。
噛む時には強い力が加わりますが、歯根膜がその力を吸収し、顎の骨に負担がかからないように調整しています。
例えば、硬い食べ物を噛んだ時に、天然歯はわずかに沈み込む感覚があります。
これは歯根膜が衝撃を吸収し、適切に力を分散させているためです。
しかし、インプラントには歯根膜がないため、噛んだ時の力が直接骨に伝わります。
歯根膜は、ただのクッションではなく、顎の骨を健康に保つためにも重要な役割を担っています。
矯正治療中に歯根膜が引っ張られると、引っ張られた方では骨の増生が始まり、押された方では骨の吸収が始まります。
矯正治療はこれによって歯が動く仕組みを利用しています。
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こる病気です。
天然歯には歯根膜があり、細菌の侵入をある程度緩やかにできますが、インプラントにはその機能がないため、細菌感染が起こると急速に炎症が波及しやすいという特徴があります。
天然歯の歯周病と似た症状から始まり、放置するとインプラントの周囲の骨が溶けてしまい、脱落につながることもあります。
インプラント周囲炎を防ぐためには、毎日のセルフケアと定期検診が重要になります。
また、インプラントの周囲に腫れや出血がある場合は、早めに歯科医院で診てもらうことが大切です。
歯根膜は、天然歯とインプラントの大きな違いを生み出す重要な組織であり、噛むときの衝撃を和らげ、骨の健康を維持する役割を持っています。
しかしインプラントには歯根膜がないため、炎症が広がりやすく、インプラント周囲炎のリスクが高くなります。
インプラントを長持ちさせるためには、天然歯以上にしっかりケアを行い、定期検診を欠かさないことが大切です。
インプラント治療を検討している方や、すでにインプラントを使用している方は、歯根膜の役割を理解し、より良いケアを心がけましょう。
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桶川市の歯医者
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