「患者様の人生に寄り添う」という想い
~土曜18時までの診療が持つ意味~

皆様、こんにちは。桶川市の手代木歯科医院です。私たちの診療所では、土曜日も18時まで診療を行っています。一見、単なる営業時間の延長に思えるかもしれません。しかし、この取り組みには深い理由があります。今日は、なぜ私たちが土曜日の夕方まで診療しているのか、その背景にある想いをお伝えしたいと思います。

目次

現代社会における歯科医療の課題

昨今、医療における「アクセシビリティ」という言葉がよく聞かれます。しかし、多くの方にとって、実際の「アクセス」を妨げているのは物理的な距離ではなく、「時間」という見えない壁なのです。

特に歯科治療において、この「時間の壁」は深刻な問題となっています。虫歯や歯周病は、早期発見・早期治療が重要です。しかし、平日は仕事が忙しく、土曜日も午前中で診療が終わってしまう歯科医院が多い中、必要な治療のタイミングを逃してしまう方が後を絶ちません。

患者様の生活リズムを重視する理由

人込みの画像

当院に通われる患者様の生活リズムは実に多様です。都内への長時間通勤をされている方、複数の仕事を掛け持ちされている方、子育てと仕事の両立に奮闘されている方、介護と仕事を両立されている方…

私たちが土曜日の夕方まで診療している理由は、こうした様々な生活リズムを持つ患者様一人一人の人生に、真摯に寄り添いたいという想いからです。医療機関である以上、私たちには患者様の生活に合わせる責任があると考えています。

予防歯科における時間の重要性

現代の歯科医療は、「治療」から「予防」へとパラダイムシフトを遂げています。定期的なメンテナンスや予防処置が、口腔の健康維持には不可欠となっています。

しかし、予防のための通院は、急性の痛みを伴う治療と異なり、つい後回しにされがちです。だからこそ、患者様が通いやすい時間帯を確保することが重要なのです。土曜日の夕方という時間帯は、まさにこの「予防」のための時間として、大きな役割を果たしています。

地域医療としての役割

桶川市は、都心へ通勤されている方が多い一方で、地域コミュニティの絆も強く残る街です。休日に家族で買い物を楽しむ方も多く、特に土曜日の午後は街全体が活気に満ちています。

私たちは、この地域の生活リズムの中に溶け込んだ医療機関でありたいと考えています。土曜日18時までの診療は、単なる利便性の向上ではなく、地域医療機関としての責任を果たすための取り組みなのです。

診療時間拡大の社会的意義

働き方改革が進む中、医療機関の診療時間についても様々な議論があります。確かに、医療従事者の働き方にも配慮は必要です。しかし、それは患者様の健康を守る責任と、決して相反するものではありません。

当院では、スタッフのワークライフバランスにも十分な配慮をしながら、シフト制を導入することで、土曜日の診療を実現しています。これは、医療機関として、社会の変化に対応しながら、いかに患者様の健康を守っていくかという、ひとつの答えでもあります。

おわりに

「時間」は誰にでも平等に与えられた貴重な資源です。しかし、その使い方は人それぞれ。私たちは、患者様一人一人の大切な時間に寄り添い、その中で最適な歯科医療を提供していきたいと考えています。

医院の画像

土曜日18時までの診療。それは単なる営業時間の延長ではなく、患者様の人生に寄り添うという私たちの想いの表れです。これからも、地域の皆様の口腔の健康を守るため、この診療体制を大切に維持してまいります。

どうぞお気軽に当院までご相談ください。皆様のご来院を、心よりお待ちしております。

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