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2025年も手代木歯科では、スタッフ一同一丸となって治療にあたって参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
矯正治療で「歯を抜かなければならない」という話を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。実際、矯正治療では、抜歯をする場合とそうでない場合があります。今回は、なぜ矯正治療時に抜歯をするケースとしないケースがあるのか、また、抜歯をしないといけないケースなのに抜歯をしないとどのようなことになるのか、ということについて解説していきます。
だれしも、虫歯でもない歯を抜歯するのは嫌なものです。最近では抜歯をしなくても矯正できるケースが増えてきてはいますが、中にはどうしても抜歯をしなければ治療がうまくいかない場合もあります。矯正治療で抜歯が必要になるのは次のようなケースです。
歯の重なり合いが重度のケースでは、歯をそのまま並べても並びきれませんので、抜歯をしてスペースを作り出す必要があります。
出っ歯で口元が出ているのを改善したい場合、前歯を引っ込めなければなりません。そのためには後ろ側にある歯を抜いてスペースを作り、前歯を引っ込める必要があります。
受け口の程度が比較的大きな場合にも、下の歯並びを引っ込めるために抜歯をしてスペースを作らなければなりません。重度の受け口の場合には矯正治療と顎の骨切り手術も必要になることがあります。
上下のあごと前歯が前方に出ていて口元全体が大きく前に出ている場合にも、口元を引っ込めるために後ろの歯を抜いてスペースを作る必要があります。
上記のようなケースで抜歯なのに、無理をして非抜歯でやった場合、次のようなことが起こる可能性があります。
並びきれない歯を抜歯せずに並べる場合、歯を外側に傾斜させた形で並べるしかないので、口元が前に出っ張った感じになってしまいます。
歯を外側に広げて並べると、歯が唇側の骨の外側に押しやられるため、歯茎が下がりやすくなります。
矯正治療終了後には、歯並びが元の位置に戻ろうと動く「後戻り」現象が起こります。
抜歯をせず無理に歯を並べた場合、後戻りのリスクが通常よりも高くなる傾向があります。
矯正治療をする際には、まずはできる限り抜歯しない方向での治療を検討しますが、状況によってはそれがデメリットにしかならないこともあります。そのため、抜歯したほうがいいかどうかの判断は担当医とよく話し合って行うことが大事です。
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