出っ歯は健康によくない？その理由とは

桶川駅徒歩1分にある歯医者、手代木歯科です。

出っ歯というと見た目の問題にフォーカスされがちですが、実は健康面においてもリスクを高めやすいのをご存じですか？

今回は出っ歯がなぜ健康面において悪影響を及ぼすことがあるのか、その理由についてご紹介します。

出っ歯はなぜ健康に健康面に悪影響を及ぼす？

出っ歯は健康面において次のようなリスクを高めることで知られています。

◆歯をぶつけて折りやすい

出っ歯とは前歯が前方に突き出した状態ですので、歯が出ていない状態に比べると、転んだ際などに歯をぶつけやすくなり、折れるリスクが高くなります。

◆虫歯や歯周病にかかりやすくなる

出っ歯になると、唇が閉めにくくなって歯が出たまま、ということになりがちです。口が開いたままだと、通常唾液で湿った状態になるべき口の中が乾いてしまい、唾液の持つ自浄作用や殺菌作用、免疫作用がうまく行われなくなってしまいます。

その結果、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまい、将来的に歯を早く失ってしまうことがあります。

◆顎関節症を引き起こしやすくなる

出っ歯の状態だと、あごの位置がずれて顎関節に負担がかかることがあります。そのような状態が続くと顎関節症を引き起こし、あごの痛みや口の開きづらさ、顎関節の雑音といった顎関節症になってしまうことがあります。

◆風邪などの感染症にかかりやすい

唇が閉めにくく口の中が乾燥しやすくなるため、喉の粘膜にウイルスがくっつきやすくなり、風邪やインフルエンザといったウイルス感染症にかかりやすくなります。

◆頭痛、肩こり、めまいなどの不調

あごやかみ合わせのズレから筋肉バランスが崩れてしまい、頭痛や肩こりなどの痛みが起こりやすくなります。また、自律神経失調症も招きやすくなるので、めまいや耳鳴りなどさまざまな体の不調も起こりやすくなります。

◆心理的な問題

見た目のコンプレックスを抱えている場合、自己肯定感が下がったり、消極的な性格になってしまったりすることがあります。

出っ歯は早めの矯正治療がおすすめです

以上のように出っ歯は見た目だけでなく、健康面においても多くのデメリットをもたらします。出っ歯はいつからでも矯正治療によって改善が可能で、治療をすれば上で挙げたリスクもなくしていくことができます。

ですが、歯周病が進行してしまってからなど、歯の健康を損ねてしまってからでは治療が行えなくなる場合もありますので、出っ歯が気になっている方はできるだけ早めのタイミングで治療を開始するのがおすすめです。