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歯が黒いと虫歯を真っ先に疑ってしまいがちですが、実は歯が黒いからといって虫歯とは限りません。
歯が黒くなるのにはいくつか原因が考えられ、その原因によって対処法も違ってきます。
今回は、歯が黒くなってしまう5つの原因と、それぞれの対処法についてご紹介します。
虫歯は黒くなるイメージがありますが、黒くない虫歯というのもあります。多くの場合、子どもの虫歯は進行が速くて色のついていない虫歯、大人の虫歯は進行の遅い黒い虫歯といった感じです。また、奥歯の溝に沿って黒くなっている場合、初期虫歯の場合もあります。
虫歯の場合には、早めの治療が必要です。初期虫歯の場合には歯を削らずに、ブラッシングの強化を行いながら経過観察をしていきます。
ステインというのは、飲食物の着色のことです。特にコーヒーやお茶をよく飲む、タバコを吸う人の場合には、黒いステインがつきやすくなります。
ステインの着色は、歯のクリーニングできれいに取り除くことができます。市販されているステインが落ちる歯磨き粉には、研磨剤が多く含まれていて、歯を傷つけるものもありますので、注意しましょう。
神経を取った歯、もしくは神経が死んでしまっている歯は、歯に栄養が送られなくなるため、色が悪くなっていき、だんだんと黒ずんでいきます。
神経がない歯の場合の黒ずみは、歯の内部から起こっているため、通常の歯のホワイトニングでは白くすることができません。そのため、歯の内部に漂白剤を入れて歯そのものを白くする方法、もしくは、歯を削って全体的にセラミックを被せる方法で白くすることができます。
虫歯治療ができない小さなお子さんの虫歯に、サホライドと呼ばれる進行止めを塗ることがありますが、これをやると虫歯の部分が黒く着色してしまいます。
虫歯治療ができる年齢になったら虫歯を削って詰め物をするか、永久歯への生え替わりを待ちます。
歯科に使用される金属が唾液中にイオンとなって溶け出し、歯を黒く着色させてしまうことがあります。これは、歯科金属に含まれる銀が主な原因になっています。
見た目が気になる場合には、黒く変色した部分を削って取り除き、セラミックやプラスチックの素材で治療を行います。
以上のように、黒くなっている場合でも対処法はそれぞれです。歯が黒くなっていることでお悩みの方は、一度歯科で相談してみましょう。
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